舌は健康状態を映す鏡
舌は血管が沢山集まっているところ。血液の質や水分の過不足などを見て取ることができます。
写真のように、舌がギザギザになっていたら要注意。
これは「歯痕(しこん)」や「舌圧痕(ぜつあっこん)」と呼ばれ、舌に歯型が付いてしまっている状態なのです。
歯型が付く原因はいくつかに分けられ、
1、食いしばりや歯ぎしりによるもの
2、歯並びによるもの
3、体は水分が余り、舌がむくみ気味の状態によるもの
以上が主な原因と言われています。
2番目に関しては歯科矯正をする以外に方法がありませんので、今回は1番と2番の解決策について見ていきましょう。
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食いしばり、歯ぎしりを直す
食いしばりや歯ぎしりと言われ思い浮かぶのが、寝ている間に無意識に行うもの。
これはマウスピースを付けて就寝することで解決することができますが、実は日中起きている間にも無意識に軽い食いしばりを行っていることをご存知でしたでしょうか?
何かに集中した時や緊張した状況に置かれた時、思わず軽く歯を食いしばる癖をお持ちの方。
これを「TCH」と言います。
食事以外で上下の歯を接触させることは、どんなに軽くであっても神経を圧迫し、血流障害を起こす原因になります。
ベストなのは、「唇を閉じ、上下の歯は当たらずに1〜3ミリ程度の隙間があり、舌は上顎の粘膜に触れていて、鼻で呼吸している」状態。
これは人間がリラックスした状況に置かれているとき、自然にとっている口内の上体でもあります。
なかなか難しいことではありますが、普段から軽く意識し、この状態をキープできるように心がけておきましょう。
この日中の無意識な食いしばりを無くすことにより、就寝時の食いしばりや歯ぎしりを軽減させることもできいるようです。
舌のギザギザも回復して歯ぎしりも直るなんて一石二鳥。普段から軽く意識しているだけでいいので、是非日常生活で取り入れたい習慣です。
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舌のむくみを解消する
舌のむくみが起こる原因は、冷え性や新陳代謝の低下、水分の摂りすぎ、疲れによる消化機能の衰えなどが挙げられます。
冷え性が原因の場合は、冷たい飲み物を飲むことを極力控えるといいようです。
でも夏場に冷たいものを飲めないのは少し辛いですよね。
そんな時は軽い運動を取り入れ新陳代謝を上げたり、エアコンに長い間当たらないようにするなどの工夫をしてみてください。
疲れが溜まっている方はしっかりとした睡眠を取り、規則正しい生活を心がけましょう。
日常の行動を少し見直すだけで、舌のむくみは改善されるようです。
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おわりに
舌ってそんなに見られるところじゃないですし普段は気にしないかもしれませんが、ふとした拍子にギザギザの舌を見られたらちょっと恥ずかしいですよね。
見た目の問題も大きいですが、現在の自分の健康状態を現すものとして、定期的なチェックをしたほうがいいのかもしれません。
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