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2016.06.24 Friday

30年以上も延々流れ続ける謎のブザー音、UVB-76


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数々のオカルト系サイトで取り上げられその存在をご存知の方は多いかと思いますが、今回はロシアで30年以上も延々流れ続ける謎のブザー音、「UVB-76」についてご紹介していきたいと思います。

通称「ザ・ブザー」愛称で知られるこの「UVB-76」、一体どこから、何の目的で流れているのでしょうか。



UVB-76を聞いてみよう!


まずはUVB-76がどんなものなのか、実際に放送を聞いてみましょう。
音声のみでしたらYoutubeで確認することができます。


こんな感じで2秒おき、1分間に約25回のペースでただひたすらブザーが鳴り続けます。一日50分間点検のために停止する以外は、常にブザーを鳴らし続けているというのだから驚きです。
ブザー音意外にも、このYoutubeにあるようにごくごく稀にロシア語による音声メッセージが流れるようですがその内容も
≪Ya - UVB-76.
18008.
BROMAL: Boris, Roman, Olga, Mikhail, Anna, Larisa.
742, 799, 14.≫
≪UVB-76, UVB-76.
62691 Izafet 3693 8270≫
≪75-59-75-59.
39-52-53-58.
5-5-2-5.
Konstantin-1-9-0-9-0-8-9-8-Tatiana-Oksana-Anna-Elena-Pavel-Schuka.
Konstantin 8-4.
9-7-5-5-9-Tatiana.
Anna Larisa Uliyana-9-4-1-4-3-4-8≫

といった感じで理解不能。ひたすら人名が並べられていることも。

最初の音声メッセージは1997年12月24日21時58分のこと。この時「UVB-76」という暗号文が流れたことから、この放送は「UVB-76」と呼ばれるようになったわけです。

このザ・ブザーですが、周波数4625kHzの短波ラジオなのでお詳しい方でしたら実際に聞いてみることも可能です。

お詳しくなくても実際聞いてみたいって?
日本の普通のラジオ程度じゃ受信はちょっと難しいですが、ポーランドのWebSDRを利用することにより受信可能です。
WebSDR

4625.00kHzまたは6998.00kHzに周波数を合わせてみてください。6998.00kHzの場合はUSBモードで。
時間帯によっては聞こえにくかったりするかも。

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2010年、いきなり停止する


2010年6月5日、30年にわたりブザー音を鳴らしていたUVB-76がいきなり停止しました。
停止の原因は不明ですが、恐らく送信所の移転に伴うものではないかと言われています。

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どこから発せられているのか?


移転前のザ・ブザーの発信場所はゼレノグラードとソーネチノゴルスクの中間、モスクワの北西40kmに位置するポヴァロヴォの、ロシュキと呼ばれる小さな村の近郊にありました。この位置とコールサインは、1997年の最初の音声放送まで明らかになっていなかったとのことです。

ここが問題の場所。

ロシアの学生である20歳のエゴー・エスヴィーさんは2010年までUVB76を発していた場所を突き止めた人物であり、彼はこう語っている

 「普通の廃墟と同じように、不気味な場所でした。そこに出入りする人を見たことがあるんですが、その人たちも不気味でした。私はその基地がある森には何もない事を知っていたので、手ぶらで自転車に乗り、一直線で森に入って行く人を怪しく思っていました。」
「そこに出入りしていたもう一人の人物は40代の女性で乳母車を押していたんです。乳母車には何も乗せておらず、ただただ森の奥へ向かっていきました。そこで私は森の奥に何があるのか不審に思ったのです。
その後森の中で見つけた基地は地上と地下で二分されていて、地下の方には引き抜かれたケーブルが幾つも放置されていました。ゴミ箱にはまだいくつかの書類が残っていて、その中でも一際目についたのが【基地を撤去する】という事が記載された関係書類でした。」
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52215720.html

移転後の廃墟ですが、実際にこの場所へ訪れた方の動画もあります。



移転後、現在の発信先はここ。




送信所の正門でUVB-76/MDZhBを直接受信した動画


送信所の写真




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目的は?


このように毎日途切れることなくブザーを流し続ける目的は一体なんなのでしょうか?
公式の発表があるわけではないので正確な理由は不明ですが、ネット上ではいろいろな憶測が飛び交っています。

電離層で反射される時の様子を観測することで、核実験などを探知できる
クリミア周りのゴタゴタで何かあった時に結構放送してたみたい。
多分西部軍管区向けの放送じゃないかな
モスクワ軍管区の部隊と新兵募集センターに命令を送信している
スパイに対して暗号化されたメッセージを送信する役割を担っている
デッドマン装置のように軍または別の何らかの設備の障害検知用の生存信号(設備が正常に稼動している間中、信号を発し続ける。信号が中断された場合は設備に異常が起こったと判断する)の送信に用いられているのではないか
旧ソ連全土に対して首都モスクワの生存信号を示し、72時間(3日)以上途切れた場合はモスクワに核攻撃がなされたと見なして、アメリカ合衆国に対する報復攻撃が現場の独自判断で行える
核戦争時などの極度の緊張時のために確保されている周波数
ミサイルの時計の役目
データモデム
UFOと会話する為の回線だ
マインドコントロールする為の回線
2008年4月、この回線の周波数である4625キロヘルツは一時的に科学研究の為に使用されているのです。それはイオン層に関する物で、4625キロヘルツで音波を流す事でどういった変化が生まれるかを測定したものなのですが、このラジオ放送で行われた非常に稀な出来事の一つと言えるでしょう


目的が何にせよ、不気味な放送であることには変わりないですね。

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