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2016.07.07 Thursday

【閲覧注意】検索してはいけない言葉「エレナ究極のラブストーリー」がラブストーリーでもなんでもない件


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検索してはいけない言葉というのはずいぶん定着してきたと思うのですが、その中でも一見ハードルが低そうに見えてバリバリ上級者向けなワードなのが「エレナ究極のラブストーリー」。

これ、私検索してはいけない言葉で知ったのではなくかなり昔のアンビリーバボーの放送ででした。小学生か中学生の時だったかしら。
テレビだからそれこそネットで検索するよりも随分とマイルドな感じで放送されたのですが、それでもとにかくやばすぎる内容と出てきた写真に戦慄した記憶があります。


さてこのエレナ究極のラブストーリー、ワードからしてどこぞの女子であるエレナちゃんの恋の物語、かと思いきや、そもそも恋してるのはレントゲン医師であるカール・フォン・コーゼルという変態の度を越しているおっさんなのであります。

さてこのへんた…おじさんのやばすぎるエピソードに触れるまえに、まずは彼のプロフィールでも見てみることにしましょう。


本名はカール・テンツラー。
1877年2月8日にドイツのドレスデンで産まれています。1920年に結婚、その後妻との間に2人の娘ができました。1926年にはオランダ発キューバ経由でアメリカに入国、フロリダ州ザファーヒルズに定住することに。

この妻がエレナさん?いいえ、違います。

なんとこのカールおじさん、ザファーヒルズに渡った翌年には妻子を捨ててフロリダ半島の最南端、キーウェストにまで蒸発してしまうのです。

キーウェストに蒸発していくカールおじさん(仮)

妻子の元から姿をくらましたカールおじさん、彼はここのマリーン・ホスピタルにてレントゲン技師の職を得ました。その際に用いた偽名がカール・フォン・コーゼル。
彼はここで運命の出会いを果たすのです。

恋多きおっさんことカールおじさん(仮)

それは1930年4月のことでした。
カールおじさんは患者であるうら若き乙女、キューバ移民のエレナ・オヨスに一目ぼれをします。
その時の彼女は20歳、しかも既婚者。子供はいなかったみたいだけれど。

彼は「あなたは僕の妻になるべく産まれて来た人だ、運命だ!」と、エレナに猛アタック。
サイトによっては、「エレナは肺結核をわずらっていたため症状の悪化に絶望した夫に捨てられ、カール・フォン・コーゼルと恋に落ちた」みたいに書かれていますが、ちょっと待ってください。

カールおじさんが仮に

こんな感じのカールおじさんなら二人が恋に落ちるのも納得がいきますが、当時のカール・フォン・コーゼルは53歳。
しかも妻子を捨てているにも関わらず、何が運命だと。若い女に走っただけの変態じゃないかと。

二人が恋に落ちたなんて綺麗な事実はなく、実際はこんな感じなんじゃなかろうかと私は思うのです。

「私があなたの病気を治した暁には私と結婚してくてますか!」
と半ば脅迫じみた求婚を迫るカール。(これは本当)
当時のエレナの家は大変貧しく、逆にカールは爵位まで持つ高い身分の男性だったため(これも本当)、エレナは今後の治療を継続するためにも彼に頼らざるを得なかったのでしょう。
彼女は二つ返事で彼の求婚を申し入れ、そこからカール・フォン・コーゼルの暴走が始まるのです。

カールはレントゲン技師ですから、当然医者としての知識もありませんし資格も持ち合わせていません。
それにも関わらず謎の投薬治療を行い、彼が発明したという謎の電気器具での治療を行い…あ、この部分もマジでやってたみたいですよ。愛する人に根拠不明の治療を行うとか、それなんてマッドサイエンティスト。

当然エレナの病態はよくなるはずもなく、毎日自宅に出入りしては怪しげな治療もどきを繰り返す初老のおっさんに不信感を抱いたエレナの家族は、カールおじさんお前から姿をくらましました。
「キューバ人以外の男性との結婚を望まないエレナの家族は2人の仲を妨害し、そのため姿をくらました」なんて切ない恋の話的な感じで説明しているところもありますが、いやいやそれ絶対この怪しいおっさんから逃げるための口実ですって。と思うんですよ、私は。

エレナとその家族に逃げられたにもかかわらず、しつこく彼女の行き先を探し出した彼。
彼がようやく彼女を見つけた時にはエレナの病態は更に悪化しており、しばらくした後、とうとう亡くなってしまいます。1931年10月25日のことでした。
エレナは死の直前、「私が死んだら、あなたに遺せるのはこの体だけだわ。病気が重いし、もうあなたとは結婚できない……でも死んだら私の体を預けるから、ずっと面倒をみてね」と言ったらしいですが、おそらくこれもカールの妄想でしょう。
「あなたに遺せるのはこの体だけだわ」って、本当に言ってたらエレナもかなりの変態さんです。普通なら何かしらの遺品を預けるでしょうに、身体って、うん。

以下は引用ですが、エレナの死後、カールの行った所業です。

文章だけでも狂気じみているので、閲覧注意ですよ。













遺体は松やパームツリーに囲まれた豪華な霊廟に安置された。費用はすべてコーゼルが負担したため、墓碑銘の右下には彼自身の名も刻まれた。
だが葬儀が終わってもなお、コーゼルの想いはエレナから離れることがなかった。エレナの家族は「この家にいると死んだ娘を否応なしに思い出させられるから、売り払って引っ越す」と嘘をついて彼を遠ざけようとしたが、コーゼルは
「いや、それなら僕がこの家を借ります。たとえ買う羽目になってもね」
と言い張った。1ヶ月5ドルの間借り賃に心が動いた両親は、しぶしぶ彼の主張を受け入れた。かくてコーゼルはエレナが生前寝ていたベッドで、毎晩彼女の残り香に包まれて眠るようになったのだった。
だがそれだけでは飽き足りず、コーゼルは葬儀屋を買収して霊廟の中へ夜な夜な出入りするようになった。彼はエレナの死体にホルマリンをたっぷり振りかけ、損傷した手足をスポンジで拭いて清めた。そしてオーデコロンをくまなく振ったのち、滅菌した木綿で遺体を幾重にも包んだ。また、死体の損傷や腐敗を抑えるための溶液を調合して恒温槽にそれを満たし、エレナをそこに漬けたまま棺に戻した。

2年間、コーゼルはその霊廟へ毎夜通った。が、ある夜彼はエレナが
「ここはいや。あなたの家へ私を連れて帰って」
と懇願する幻をみた。彼は彼女の幻に「きっと連れて帰るよ」と誓い、ついに彼女の死体を霊廟から運びだした。
彼は婚礼用タキシードに身を包み、棺を毛布でくるみ、荷車に積んだ。運搬中のアクシデントが度重なり、彼のタキシードは泥と、遺体から滴る液体でどろどろになったが、彼は意気揚揚と花嫁を、用意した「新居」へと運びこんだ。
棺を開けて彼は嘆息した。
「ああ、いとしいエレナ。長いこと放っておいてすまなかった。きみをもっと早く救いに行けなかった私に罰があたらなければいいが。美しい目がこんなにへこんでしまって、ドレスも朽ちて、きみの美貌に似つかわしくないよ」
コーゼルは彼女の皮膚に傷をつけぬよう、細心の注意を払ってピンセットで朽ちたドレスの残骸を剥がした。また、オーデコロンや香水入りの石鹸、ワインで充分に彼女を洗い、腐り落ちた眼球の代わりに義眼をはめ、鼻に副木をした。
石膏のデスマスクを作ろうと思い、エレナの髪や目鼻を守るため、油引きした絹で顔を覆ってから、蜜蝋と香膏をかぶせると、なんとその絹が石膏が固まる間に、皮膚にしっかりと貼りついてしまった。しかしそれはまるで第二の皮膚のように美しかったので、コーゼルは「彼女の新たな顔」としてその出来に満足した。
髪はグリセリンで光沢を取り戻させ、胸の上で組まれていた手は滑車をつかってもとの位置まで伸ばした。内臓の代わりに吸収材を詰め、絹を全身に貼り、完全に滅菌処理をほどこし、ドレスを着せてキルト布団でくるんだ。
エレナは全身を宝石と絹で飾られ、化粧され、花で包まれて横たえられた。コーゼルはその姿を、
「以前とまったく変わらない、輝くような美しさ」
だと思った。彼は毎日彼女の髪を花で飾り、オーデコロンと香水をふりかけ、虫よけのため絹と蝋で縮んだ皮膚を補い、そしてその横で毎晩添い寝した。
そんな生活が7年続いた。
http://matome.naver.jp/odai/2136911399467948001
 エレナの実家は貧しかった。コーゼルはその葬儀代を支払い、
「彼女が土の中で朽ち果てるのは忍びない」
 と、霊廟を建築し、その中に彼女の遺体を安置した。コーゼルは毎日、霊廟の前で跪き、エレナと「対話」していた。すると或る日、彼女はコーゼルにこう云った(コーゼル談)。
「ここから出して。私はあなたと一緒にいたいの」
 そうか、そうか。やっぱりワシと一緒にいたいのか。コーゼルはエレナの霊廟を暴き、棺から彼女の遺体を奪い去った。1933年4月のことである。

 死後1年半も経ているので、遺体の状況はヘロヘロだった。抱き締めればグズグズっといってしまうほどに腐敗が進行していた。そこでコーゼルは遺体を大量の防腐剤に浸し、皮膚を蝋と絹でコーティングした。はらわたを抜き取って綿を詰め込み、骨がバラけないようにピアノ線で補強した。抜け落ちた髪で作ったウィッグを被せ、仕上げに義眼をはめ込んで、はい、エレナの剥製の出来上がりである。
 否。コーゼルの仕事はまだ終わっていなかった。彼が目指すはエレナの「蘇生」だったのだ。テスラ・コイルを応用した珍奇な器具で電流を流し、その命を蘇らせようと努力していたのである。フランケンシュタイン博士の劣化バージョンだ。
http://www5b.biglobe.ne.jp/%257Emadison/murder/text4/cosel.html

恋は盲目という言葉もかすんでしまうほどにドン引きです。
こうして出来上がったエレナの剥製・蝋人形ともいえる遺体
写真がこちらです。もちろん閲覧注意。


















ちなみに


これがエレナの生前の写真ということですので、もはや本来の面影は一切ありません。随分な変わりようです。


さて、このような狂気に満ちた生活が長く続くはずがありません。

 コーゼルの墓荒らしがバレたのは7年後、1940年10月のことだった。エレナの姉がこんな噂を耳にしたのだ。
「コーゼルという男は毎晩、死体と寝ているらしい」
 まさかと思ってコーゼルの家を訪ねると、変わり果てたエレナの遺体を見つけてうぎゃあ。かくしてコーゼルは墳墓発掘と死体損壊の容疑で逮捕されたのである。
 事件はマスコミによりセンセーショナルに報道されたが、世論は概ねコーゼルに好意的だった。たしかに、事件そのものは猟奇的だが、初老の男の純愛に胸を打たれたのだ。「ええ話やね」といったところか。
 間もなくコーゼルはお咎めなしで釈放された。というのも、彼が墓を荒らしたのは7年も前のことであり、公訴時効(当時のフロリダ州では2年)をとっくに過ぎていたのだ。


こうしてエレナの姉によりカールの所業が暴かれたことにより、晴れて(?)彼は御用となりました。

しかし衝撃的なのは、世間の目が好意的だったことですよね。
妻と二人の娘を捨てて若い女に走った死体趣味のおっさんが「純愛だからね、仕方ないよね」で許されるとは。世も末すぎます。

世間に認められすぎて

エレナのデスマスクと記念撮影しちゃうくらいですし、当時の人々はある意味おおらかというかなんというか…。

しかし世間のみなさんが「究極のラブストーリー」なんて称える中、事実は小説より奇なり。
20年後の1972年、エレナの検視解剖を担当した医師がインタビューに応じ、ロマンティックな部分をぶち壊してしまった。

「その乳房は恰も本物のような触感でした。膣の部分にはチューブが組み込まれており、性交が可能な状態でした。チューブの奥には綿がありました。そこには精液が付着していました」


やっぱりただの変態じじいやないけ…


というわけであとはエレナのデスマスク写真とか、海外のドキュメンタリー動画をご紹介して終わりといたします。







なんか記念館みたいなのまであるし…


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